まくぅといっしょ♪

田舎でのんびり小さな幸せさがしをしています♪

2年前の今日に

急に春らしくなってまいりました今日この頃♪

今週は20℃超えの日々との予報に、身も心もふわふわしてきそうです♪





2年前の昨日、職場の旅行で仙台へ行きました

新幹線を乗り継いで、仙台駅へ到着したのは、ちょうどお昼でした

そこで、予約してありました『利久』で牛タン三昧のお昼食♪

午後は、遊覧船に乗船しての松島観光となりました

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宿泊先のホテル『大観荘』には早目に到着し、ゆっくり寛ぎ、美味しいお料理と素晴らしい風景を堪能しながら、日々の疲れを癒しておりました



そして、迎えた翌日…
2年前の今日の予定は、東日本大震災の被災地を訪れるというものでした

震災当日からその日に至るまでの体験に基づいたお話をしてくださる『語り部』の方と近くのショッピングモールで落ち合い、私達が乗るレンタカーで被災地である石巻市へ向かいました

だんだん被災地が近付いてくると…

何もない広い更地が突然現れたり…
遠くの沿岸部に建設中の防波堤が現れたり…
遠くに重機ばかりの光景が広がったりと…
埃っぽい空気の中、日常とはかけはなれた現実がそこにはありました


途中に立ち寄った住宅街では…

表側からですと2階建ての住居が普通に建っているように見えますのに、裏側から見ますと1階の部分が津波で流されていて柱しかないお宅があったり…
どこから見ましても、1階部分は津波で流され柱しか残っていない家の2階で、生活をされているお宅があったり…
まだ新築とおぼしき素敵なおうちなのに放置されたまま(誰も住まわれていない)のお宅があったり…と
…その現実を語り部さんのお話とともに見て廻りましたが、息をのむ光景ばかりで言葉に詰まりました


そして、津波で流されてしまった石巻の商店街跡地へ着きました

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前日の3月11日にテレビ放送をされたていたあの場所に立ち…
やはり言葉に詰まってしまいました


一番辛かったのは…
園バスが流され炎上してしまったその場所を通った時でした
私は目をあけて見ることができませんでした


半日という短い時間でしたが、語り部さんと被災地を巡リ感じた思いは、復興が進んでいる…とは言い難いものでした(2年前の当時)

語り部さんのお話の中で、一番ショックだったのは…
2020年にオリンピックが東京で開催されると決まってから、復興の遅れがあると…
それ以前には、復興!復興!と町中に重機があふれていたのに、それら重機の多くと労働者が都内へ流れていってしまったと…
それは、復興よりもオリンピックの現場の方が賃金が高いからだと…

日本国民として、2020の東京オリンピックはとても楽しみにしていたのですが…
2年前の今日以来、とても複雑な心境となってしまいました


その語り部さんは、震災以降職を失ってしまった為、生活の糧として『語り部』をされているとのことでした
復興の一助として作られた『女川の材木で作った箸』を皆で購入し、心痛のまま帰路に就きました


2年前の職場の旅行は、複雑な思いとともに、今でも私の心の奥深くに残っています
きっと何年経っても、忘れられない光景だと感じています